2011年10月アーカイブ
小大黒屋の小売店舗にお買い物に来ていただいた方が
ブログで紹介していただきました。
うれしかったのでご紹介させていただきます。
http://blogs.yahoo.co.jp/mackey_s05/14044430.html
こうしてみると実際のお店よりも、きれいなお店に見えますね。
まきたんさん ありがとうございました。
和ろうそくのサイズは1号(約7cmの長さ)から1000号(一貫匁)の約44cmの長さのものまであります。
今日はそれ以上の大きさのものは造れますかというお問い合わせがありました。
ご要望があれば特別注文品として製作もご相談に応じさせていただきます。
44cmの長さより大きいサイズというとどんなものか
ご要望に沿うものが作れるのかどうか楽しみです。
11月1日、2日におこなわれる第48回全国仏壇仏具総合展示見本市in京都に出展いたします。
招待制で一般の方は入場できません。小売店、卸店様のみ招待状をお持ちの方のみの入場となります。
ご入場をご希望の方はご連絡ください。
なんか重々しい名前ですが簡単に言えば お仏壇店さん向けの展示会です。
この日はこの展示会場で同じような お仏壇店さん向けの展示会が他にも2つ同時に日程を合わせて
開催されます。日本中からお仏壇店さんが新商品をみにきたり、1年分の仕入れの算段に来場されます。
小大黒屋は4回目の参加になります。なかなか会えない方ともお会いできる貴重な機会です。
会場いっぱいに仏壇が並んでいるのを見ると地域によって細かな違いや、現代のインテリアに合うように
デザインされたものなど、一言で仏壇といってもいろいろあるのだなと驚きます。
地元福井のお取引先の方も数多く来場されます。
福井ではなかなか会えない方も逆にこういう展示会で
お会いできるのも楽しみの一つです。
昨年後半から今年前半にかけて福井新聞で連載されていた
”親鸞なう”という連載記事が本になりました。
親鸞聖人750回忌を記念して今年はいろいろな行事がおこなわれていますが
その一環で、福井の仏教、宗教を足元から見直す企画でした。
福井県下の本屋さんで販売されています。
連載中から興味深く読んでいましたが
福井県下での福井の人たちの宗教観や
寺院の内情、葬儀業界の話など
自分の仕事に少なからず関係している部分も多く大変興味深い話ばかりです。
福井の誇れる、三世代同居率の高さや、教育の熱心さ、女性就業率の高さ、健康長寿の理由など
全部元をたどれば篤い仏教信仰が根底にあると私は思っています。
小大黒屋の製造する和ろうそくも篤い仏教文化に守り育てられてきました。
時代とともに変化する価値観や宗教観、これからの時代にどう変わっていくのか
じっくり再読したいです。
サステナブルって何だといきなり思うでしょうが私も一緒です。
ふくい産業支援センターのデザイン振興部主催の展示を
鯖江市文化の館まで見に行きました。
サステナブル・・・・・環境に過大な付加を与えず持続可能な状態である様
(はてなキーワードより)とあります。
大量生産大量廃棄ではなく環境に出来るだけ付加をかけずに再利用できるものは再利用して
服をバックにデザインしたり、、廃タイヤからサンダルやバケツを作ったり、、
ものづくりの思想の根底に流れる新しい思想のようにも思えますが
日本古来からの”もったいない”の発想にも通じる部分があり、
昔なら着物をお手玉や他のものに使いまわすという発想だと思います。
新しいものがいいのではなく物を大切に使い続けられるそんなものを作って行きたいですね。
ダンボールの再利用もその一つですよね。
上っ面しか、なぞっていないですし、深い理解はしていませんが展示を見ての素直な感想です。
和ろうそくのものづくりとどうつながるのか、、、わかりません(笑)
和ろうそくの商品をご注文いただいて
出荷させていただくときは
10年ほど前までは
すべて再利用のダンボールを使っていました。
仕入れ品のお線香メーカーや仏具メーカーのダンボールの二次利用です。
ですが、あるときお客様からダンボールの再利用など
失礼にもほどがあるとお叱りのお電話をいただいてから
自社でダンボールをつくり出荷するようにしています。
またダンボールに入れる緩衝材は20号以上の和ろうそくには
ミラマット(白い発砲シート)を巻いて折れないようにして出荷させていただいています。
また緩衝材は小大黒屋に入荷してくる商品の中に入っていた緩衝材を再利用したり
場合によっては新聞紙を使っています。
一部、今でも仕入先のダンボールの再利用で出荷させていただく場合もございます。
昔はもったいないという言い方でしたがいまはエコという言葉に代わり、、、
今はチャレンジ25というキャンペーンに参加しています。
省資源化、エコ、流行ではなく考え方にまで消化していきたいですね。
よくお電話で福井県外のお客様から
小大黒屋の和ろうそくは○○県だとどこでうってますか?というお問い合わせを
いただくことが多くなりました。
残念ながらいままであまり積極的に県外営業開拓してきていなかったため
福井以外ではお取扱店が少ないのが現状です。
一方、福井では小大黒屋の和ろうそくは福井県下、主要スーパー、ホームセンターでもお取り扱いいただいています。
たまに何で量販店なんかと取引するの?ブランド価値が落ちるのでは?というご忠告をいただく場合があります。
私たちは和ろうそくはショーケースに飾っておくものではなく
日常の生活の中で使っていただくものだと思っています。
そのため生活に密着した売り場で消費者の人に届けたいと思っています。
時代とともに買い物の場所や方法が変わっていき、
和ろうそくを 専門店や仏壇店だけでなく
スーパー、ホームセンターでも取り扱いいただくようになり、
通販やインターネットでも販売されるようになってきています。
販売先はいろいろでも消費者の身近な日用品として使っていただきたいという思いからです。
もう1週間以上前になりますが灯りの回廊 2011秋 というライトアップイベントがありました。
福井市足羽山の愛宕坂を和ろうそくを使った行灯でライトアップして彩る行事で
もう何年もおこなわれています。
年々口コミで人気のイベントになってきています。
春のさくらの時期に2週間おこなっていたのが秋にも3日間おこなわれるようになり、
定着してきました。
福井市の予算の関係でいつまで続くかわかりませんが出来るだけ続けてほしいです。
なかなか行政のかたでもいろいろな考え方があるので簡単ではないようですが
春のさくらの咲き誇る中を一段一段、足元の灯りを愛でながら上る階段は とても見事です。
和ろうそくの炎の灯りに目が慣れてくると電気の明かりが明るすぎるように感じ、
電気の明かりのありがたみを逆に感じたり、、
福井の自慢の行事の一つになってほしいですね。
どうして小大黒屋という屋号なのですか?
屋号の意味は?と、たまに聞かれることがあります。
正直全くわかりません。こだいこくや と読みますが
しょうだいこくや と読み間違えられたり、
電話で会社名を何回言っても聞き取ってもらえなかったりと
いうこともいうこともよくあります。
小大黒屋という屋号のルーツなどがわかればいいのですが
なぜこういう屋号になったのかまったく記録に残っていません。
昔は四角に大 で小大黒屋の名前の前に角大 小大黒屋とあたまに屋号をつけていました。
ですが四角に大のマークの登録商標を更新し忘れて失効してしまい別の会社にとられてしまい、
大黒様のマークに変えたのです。
京都に大丸、小大丸という地名がありますが
それと同じように よくある大黒屋という屋号と区別するためにへりくだった意味で
小大黒屋とつけたのではないかと父は言ってます。
小大黒屋はいつも創業慶応元年というように包装紙や名刺、そのほかいろいろなものに
載せています。
20年近く前に包装紙のデザインをお願いしたデザイン会社の方から創業○○年と入れたいので
創業の年を教えてほしいといわれ、、、父や祖母も正直、創業が何年なのか知らなかったのです。
口伝えでは江戸中期に滋賀のほうから福井のこの現在の呉服町に移り住んで来て
最初はハタヤを営みその後両替商、質屋?(祖母から聞いた記憶が不確かです。)を数年やって江戸末期に
ろうそく、おとうみょう油商になったと聞いています。
小大黒屋は福井大空襲、福井大震災と2度の災いで2度とも焼失しており、
福井大震災以前の古い史実資料が一切残っていないのです。
で、当時、困った父は菩提寺の過去帳を見せてもらいにいき、慶応元年の記録で
呉服町ろうそく屋小大黒屋伊平の史実を確認して、さらに、それ以前の記録をさかのぼろうとしたのですが
それ以前の過去帳は、お寺のほうで処分してしまっていたらしく
それよりさかのぼっての史実は探せなかったようです。
そのため確実な慶応元年を創業の年と勝手に決めて包装紙に載せたというのが本当です。
慶応元年にはろうそく屋を営んでいたのは本当ですが本当の創業の年は不明なのです。
どなたかご存知の方いたら教えてください。(笑)
和ろうそくの燃焼している動画をアップしました。
百聞は一見にしかずで炎のことを言葉で説明するより
見ていただいたほうが早いと思います。
是非ご覧になってみてください。
http://www.youtube.com/watch?v=RaG5TzXWOXw&feature=channel_video_title