2011年10月アーカイブ

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 秋の紅葉の季節の京都に仏壇店向けの展示会のために

京都に来ています。

今年で4回目の参加です。だいぶ要領がつかめてきて

宿泊先の周りを散歩する余裕も出てきました。

で、見つけたのが和ろうそくの燭台や照明器具ばかり並べてある和の明かりのお店、

去年も前を通ったはずなのに気がつきませんでした。

京都は昔からあるような たたずまいで新しいお店も結構出来てたり

何回来ても飽きません。小大黒屋でも扱っている燭台でも

京都のたたずまいのあるお店で並んでるとより高級に見えます。

京都の町並みや雰囲気がそうさせるのでしょうかね。

価格も京都価格(笑)です。

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 いい香りです (´ω`)ノ★ - まきたんのブログ -.jpgのサムネール画像

小大黒屋の小売店舗にお買い物に来ていただいた方が

ブログで紹介していただきました。

うれしかったのでご紹介させていただきます。

まきたんのブログ

http://blogs.yahoo.co.jp/mackey_s05/14044430.html

こうしてみると実際のお店よりも、きれいなお店に見えますね。

まきたんさん ありがとうございました。

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来週から京都で展示会なので準備のラストスパートです。

展示の和ろうそくの品揃えを考えると、あれもこれもとなり、狭いスペースでは並びきれなくなります。

自社の強い部分を よりアピールできて、新規のお客さんの手にとってもらえるような品揃え、

展示会に来ていただく販売店さんの地域にあった品揃え、いろいろ考えると収拾つかなくなりますが

従来 取引ある先でも展示の製品を見ていただき、こんなのあったの?といわれることがしばしばあるので

知ってもらうにはいいきっかけ作りなので迷います。

 

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 和ろうそくのサイズは1号(約7cmの長さ)から1000号(一貫匁)の約44cmの長さのものまであります。

今日はそれ以上の大きさのものは造れますかというお問い合わせがありました。

小大黒屋の和ろうそくのサイズの規格外でも

ご要望があれば特別注文品として製作もご相談に応じさせていただきます。

44cmの長さより大きいサイズというとどんなものか

ご要望に沿うものが作れるのかどうか楽しみです。

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 和ろうそくを安全に使っていただくには燭台にしっかり固定してから火をつけていただくことになります。

燭台の芯と和ろうそくの芯の穴があったものでないと傾いたり、不安定になったり

危ないです。

より安全に使っていただくことを考えていくと自社の和ろうそくにあった燭台を作るということに

突き当たります。

で、自社の和ろうそく用に小大黒屋謹製燭台を作りました。50号、100号用と、20号、30号用の2種類です。

小大黒屋の和ろうそくにちょうどの芯で製作しました。

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11月1日、2日におこなわれる第48回全国仏壇仏具総合展示見本市in京都に出展いたします。

招待制で一般の方は入場できません。小売店、卸店様のみ招待状をお持ちの方のみの入場となります。

ご入場をご希望の方はご連絡ください。

なんか重々しい名前ですが簡単に言えば お仏壇店さん向けの展示会です。

この日はこの展示会場で同じような お仏壇店さん向けの展示会が他にも2つ同時に日程を合わせて

開催されます。日本中からお仏壇店さんが新商品をみにきたり、1年分の仕入れの算段に来場されます。

小大黒屋は4回目の参加になります。なかなか会えない方ともお会いできる貴重な機会です。

会場いっぱいに仏壇が並んでいるのを見ると地域によって細かな違いや、現代のインテリアに合うように

デザインされたものなど、一言で仏壇といってもいろいろあるのだなと驚きます。

地元福井のお取引先の方も数多く来場されます。

福井ではなかなか会えない方も逆にこういう展示会で

お会いできるのも楽しみの一つです。

 

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 昨年後半から今年前半にかけて福井新聞で連載されていた

”親鸞なう”という連載記事が本になりました。

親鸞聖人750回忌を記念して今年はいろいろな行事がおこなわれていますが

その一環で、福井の仏教、宗教を足元から見直す企画でした。

福井県下の本屋さんで販売されています。

連載中から興味深く読んでいましたが

福井県下での福井の人たちの宗教観や

寺院の内情、葬儀業界の話など

自分の仕事に少なからず関係している部分も多く大変興味深い話ばかりです。

福井の誇れる、三世代同居率の高さや、教育の熱心さ、女性就業率の高さ、健康長寿の理由など

全部元をたどれば篤い仏教信仰が根底にあると私は思っています。

小大黒屋の製造する和ろうそくも篤い仏教文化に守り育てられてきました。

時代とともに変化する価値観や宗教観、これからの時代にどう変わっていくのか

じっくり再読したいです。

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サステナブルって何だといきなり思うでしょうが私も一緒です。

ふくい産業支援センターのデザイン振興部主催の展示を

鯖江市文化の館まで見に行きました。

サステナブル・・・・・環境に過大な付加を与えず持続可能な状態である様

(はてなキーワードより)とあります。

大量生産大量廃棄ではなく環境に出来るだけ付加をかけずに再利用できるものは再利用して

服をバックにデザインしたり、、廃タイヤからサンダルやバケツを作ったり、、

ものづくりの思想の根底に流れる新しい思想のようにも思えますが

日本古来からの”もったいない”の発想にも通じる部分があり、

昔なら着物をお手玉や他のものに使いまわすという発想だと思います。

新しいものがいいのではなく物を大切に使い続けられるそんなものを作って行きたいですね。

ダンボールの再利用もその一つですよね。

上っ面しか、なぞっていないですし、深い理解はしていませんが展示を見ての素直な感想です。

和ろうそくのものづくりとどうつながるのか、、、わかりません(笑)

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 和ろうそくの商品をご注文いただいて

出荷させていただくときは

10年ほど前までは

すべて再利用のダンボールを使っていました。

仕入れ品のお線香メーカーや仏具メーカーのダンボールの二次利用です。

ですが、あるときお客様からダンボールの再利用など

失礼にもほどがあるとお叱りのお電話をいただいてから

自社でダンボールをつくり出荷するようにしています。

またダンボールに入れる緩衝材は20号以上の和ろうそくには

ミラマット(白い発砲シート)を巻いて折れないようにして出荷させていただいています。

また緩衝材は小大黒屋に入荷してくる商品の中に入っていた緩衝材を再利用したり

場合によっては新聞紙を使っています。

一部、今でも仕入先のダンボールの再利用で出荷させていただく場合もございます。

昔はもったいないという言い方でしたがいまはエコという言葉に代わり、、、

今はチャレンジ25というキャンペーンに参加しています。

省資源化、エコ、流行ではなく考え方にまで消化していきたいですね。

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 よくお電話で福井県外のお客様から

小大黒屋の和ろうそくは○○県だとどこでうってますか?というお問い合わせを

いただくことが多くなりました。

残念ながらいままであまり積極的に県外営業開拓してきていなかったため

福井以外ではお取扱店が少ないのが現状です。

一方、福井では小大黒屋の和ろうそくは福井県下、主要スーパー、ホームセンターでもお取り扱いいただいています。

たまに何で量販店なんかと取引するの?ブランド価値が落ちるのでは?というご忠告をいただく場合があります。

私たちは和ろうそくはショーケースに飾っておくものではなく

日常の生活の中で使っていただくものだと思っています。

そのため生活に密着した売り場で消費者の人に届けたいと思っています。

時代とともに買い物の場所や方法が変わっていき、

和ろうそくを 専門店や仏壇店だけでなく

スーパー、ホームセンターでも取り扱いいただくようになり、

通販やインターネットでも販売されるようになってきています。

販売先はいろいろでも消費者の身近な日用品として使っていただきたいという思いからです。

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 熊本で昨日までおこなわれていた

福井の物産展、無事終了しました。

多くの方にご来場いただきありがとうございました。

熊本のお客様からリクエストをいただき

去年から熊本での物産展限定で

肥後六花(ひごろっか)の絵ろうそくを数量限定で販売させていただいていました。

熊本の方はこの六種の花がとてもお好きなようで

全く何のことかわからないまま調べてみると

熊本、細川家が江戸時代から

大切に育成していた花とわかり、熊本の人で知らない人はいないほど愛されているものだと知りました。

現地に行かないとわからないものっていっぱいありますね。

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もう1週間以上前になりますが灯りの回廊 2011秋 というライトアップイベントがありました。

福井市足羽山の愛宕坂を和ろうそくを使った行灯でライトアップして彩る行事で

もう何年もおこなわれています。

年々口コミで人気のイベントになってきています。

春のさくらの時期に2週間おこなっていたのが秋にも3日間おこなわれるようになり、

定着してきました。

福井市の予算の関係でいつまで続くかわかりませんが出来るだけ続けてほしいです。

なかなか行政のかたでもいろいろな考え方があるので簡単ではないようですが

春のさくらの咲き誇る中を一段一段、足元の灯りを愛でながら上る階段は とても見事です。

和ろうそくの炎の灯りに目が慣れてくると電気の明かりが明るすぎるように感じ、

電気の明かりのありがたみを逆に感じたり、、

福井の自慢の行事の一つになってほしいですね。

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和ろうそくの木蝋(もくろう)は、櫨(はぜ)という木の実の外殻の油脂分から抽出します。

木の実を冷暗所に保存して一定期間寝かせて乾燥させ熟成させたものを

蒸して圧搾して油脂分を抽出します。そうして出てきた油脂分から不純物を取り除いたものが木蝋と呼ばれる

蝋になります。和ろうそくの原料のほかにクレヨンや木製家具や建具の艶出し塗装などに使われていたようですね。

 

 

小大黒屋のネットショップ

 

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昨年11月にふくい産業支援センターの
ブログ道場に参加してもうすぐで1年がたちます。
 
最初、ブログというものは嫌いで、書く意味が全くわかりませんでした。
 
正直、自分の私生活や行動を日記のようになどというのは
好きではありません。
 
ですが、講師の遠田先生のセミナーなどを以前に聞いたとこがあり、
ブログ道場と、銘うって講師の遠田先生が数ヶ月にわたって経過を追いながら
総論ではなく個別のケースバイケースでの指導を仰げることが魅力で受講してみました。
 
正直、参加だけしてみても、何にも変わりません。
 
でも他の参加者の人たちの実行具合にかなり あおられ、先に実践している人たちの効果の報告を聞いていると
実行せずにいられなくなります。
 
振り返ってみると今まで参加した支援センターの講座の中でたぶん一番効果があった講座でした。
 
断続的に期間を置いて講習があるため講習そのものよりその間の実行の経過期間のほうが大事でした。
 
他の参加者の人たちが凄く実行していて自分が実行していないと凄くかっこ悪いですもんね。
 
即効性はありませんが続けることでじわじわボディーブローのように効果が出てきます。
 
ブログに載せた記事に関して2日後にマスコミから問い合わせがあったときは本当にビックリしました。
 
おまけにその次の期のブログ講座のオープンセミナーでパネリストとして皆さんの前で
 
しゃべるというかなり恥ずかしい体験もしました。
 
この講座の仕組みは秀逸で支援センターの講座担当者O氏の企画力も凄いと思います。
 
自分の強みが何か、
何を消費者の人に伝えたいのか、
何がメーカーとして
情報発信すべきことなのか
毎日自分と向き合い、足元を見つめる作業になりました。
 
ブログというのは
自分のすべきこと、自分の内なる面との対話の時間になり、
今までの忙しさの中で流されながらする仕事と
一線を画す毎日の大事な時間となりました。
 
 
 
 
 

 

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 どうして小大黒屋という屋号なのですか?

屋号の意味は?と、たまに聞かれることがあります。

正直全くわかりません。こだいこくや と読みますが

しょうだいこくや と読み間違えられたり、

電話で会社名を何回言っても聞き取ってもらえなかったりと

いうこともいうこともよくあります。

小大黒屋という屋号のルーツなどがわかればいいのですが

なぜこういう屋号になったのかまったく記録に残っていません。

昔は四角に大 で小大黒屋の名前の前に角大 小大黒屋とあたまに屋号をつけていました。

ですが四角に大のマークの登録商標を更新し忘れて失効してしまい別の会社にとられてしまい、

大黒様のマークに変えたのです。

京都に大丸、小大丸という地名がありますが

それと同じように よくある大黒屋という屋号と区別するためにへりくだった意味で

小大黒屋とつけたのではないかと父は言ってます。

 

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 お盆、お彼岸が終わってろうそく屋は報恩講の時期になり一番忙しい時期に

なってきました。浄土真宗のお寺で朱ろうそくをつかう報恩講という行事と

そろそろお正月の準備に入ります。

またお盆の時期の振り返りも含めて来年に向けての新商品を考える時期にもなります。

一人よがりで考えていても駄目でお客様の声を踏まえ、営業や店頭に立っている人の

意見を参考にして考えていきます。みんなの意見を聞いているといろいろな考えが広がり

来年が楽しみになっていきます。和ろうそくという成熟期、衰退期に入った製品でも

可能性がいろいろあって面白いです。

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熊本の鶴屋百貨店にて開催される「福井県の物産と観光展」に参加します。
場所:鶴屋本館 6階催事場 
日時:平成23年10月12日(水)~10月18日(火)まで 
    午前10時から午後7時まで
    金曜・土曜は午後7時30分まで(最終日のみ5時閉場)
お近くにお寄りの際はぜひお立ち寄りください。

熊本での福井物産展限定商品の肥後六花の絵ろうそくも限定発売します。

 

daikokusama.jpg小大黒屋はいつも創業慶応元年というように包装紙や名刺、そのほかいろいろなものに

載せています。

20年近く前に包装紙のデザインをお願いしたデザイン会社の方から創業○○年と入れたいので

創業の年を教えてほしいといわれ、、、父や祖母も正直、創業が何年なのか知らなかったのです。

口伝えでは江戸中期に滋賀のほうから福井のこの現在の呉服町に移り住んで来て

最初はハタヤを営みその後両替商、質屋?(祖母から聞いた記憶が不確かです。)を数年やって江戸末期に

ろうそく、おとうみょう油商になったと聞いています。

小大黒屋は福井大空襲、福井大震災と2度の災いで2度とも焼失しており、

福井大震災以前の古い史実資料が一切残っていないのです。

で、当時、困った父は菩提寺の過去帳を見せてもらいにいき、慶応元年の記録で

呉服町ろうそく屋小大黒屋伊平の史実を確認して、さらに、それ以前の記録をさかのぼろうとしたのですが

それ以前の過去帳は、お寺のほうで処分してしまっていたらしく

それよりさかのぼっての史実は探せなかったようです。

そのため確実な慶応元年を創業の年と勝手に決めて包装紙に載せたというのが本当です。

慶応元年にはろうそく屋を営んでいたのは本当ですが本当の創業の年は不明なのです。

どなたかご存知の方いたら教えてください。(笑)

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2011年10月8日から10日まで 福井市足羽山 愛宕坂で灯りの回廊があります。

和ろうそくの灯りでライトアップされた行灯のほのかな灯りと紅葉の始まりを感じてみてはいかがですか?

 

 和ろうそくの燃焼している動画をアップしました。

百聞は一見にしかずで炎のことを言葉で説明するより

見ていただいたほうが早いと思います。

是非ご覧になってみてください。

http://www.youtube.com/watch?v=RaG5TzXWOXw&feature=channel_video_title

 

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 和ろうそくの炎の大きさを普段使っていない方が見ると

驚くかもしれません。

西洋ろうそくの炎の大きさと比べると一回り以上大きくなります。

これは和ろうそくの芯が太く真の中味が中空で真の中から常に空気が供給されるためです。

和ろうそくの炎は幽玄な揺らめきと明るさで燃えます。

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池田町で恒例になってるエコキャンドルでのライトアップが10月1日土曜にありました。

てんぷら油などの廃油を使って作ったエコキャンドルで蝋燭を作ってライトアップするイベントです。

最初のころ何回かお店にも作り方をご相談にこられたイベント関係者がいらっしゃいましたが

結構作るのもノウハウが入ります。

私は都合で今年はいけませんでしたが新聞やネットではきれいな写真が載っていましたね。

こういう蝋燭の自然の灯りを楽しむイベントがいろいろ増えてきました。

きれいな灯りを楽しむ、贅沢な時間をすごすのもいいものですね。

写真は去年のときのものです。

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 ある方と先日お話させていただいたとき漆器の塗りの技術の話になり、

漆器の表面の塗りの仕上げの美しさが、一番引き立つのは和ろうそくの灯りで漆器を見たときだと教えていただきました。

漆黒や朱色の輝き、深みが一番きれいに見えてその美しさ、仕上がりの一番腕の差がわかるというお話を聞きました。

漆器の文化が発達成熟したのは確かに電気の照明がない時代にろうそくの灯りだけが

夜を照らす灯りだったのでその照度、照明のなかでの文化だということに実感、納得しました。

 

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