2012年2月アーカイブ

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昨日は鯖江市でデザイナーのナガオカケンメイ氏の講演会にいってきました。

デザインしないデザイナーという変わったデザインの仕事をしている人で

去年の講演会にはカミさんが行って面白かったみたいで

今回は私が行ってきました。

””らしさ””ということを考えさせられる内容でしたが

自分らしさ、小大黒屋らしさ、和ろうそくらしさ、福井らしさ そんなものを

講演会の後ずっと帰り道に考えていました。

和ろうそくらしさとは何か、、小大黒屋らしさとは何か、、

流行でない、、ロングライフのものづくりを考えたい、、、

メーカーだと考えることは同じだと思います。製品寿命の長い

ずっと消費者に支持されるものを作り続けたい、、商談のときなどは

新商品はなんかないといわれますが新商品じゃなくて

ロングライフな製品の話が出来るようなメーカーになりたいですね。

カリモク60なんて豊洲の店見たときの感動は今も覚えています。

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和ろうそくや線香の卸し取引の新規お問い合わせも

時々いただきますが

今まで全く取引がなかった地域からも

和ろうそくの文化が根付いている地域からも

あります。

よくよく聞くと今までの扱いメーカーの製品では飽き足らなくなったり、不満を抱えていたり、

品揃えの一環だったり、小売店様のその先の消費者の要望を踏まえてだったり、

いろいろです。

振り返って自社を見ると漫然と去年と同じことの繰り返しになっていないか、、

自社の従来のお得意先の満足度は十分か、新しい提案は出来ているか、

当社の顧客だと思っているお得意先様も

同じように当社同業に問い合わせしていたり、当社の対応に満足できない部分があるのでは、、と

考えると 新規ばかりに目が行きがちですが従来の顧客先の声にもっと耳を傾けるべきだなと

おもうこともあります。

 

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 和ろうそくの型がけ製法で製造をしていますが

木型を独自で製造しているのは多分当社だけではないでしょうか。

原木を独自で仕入れて製材所に持ち込みプレカットして、

数年乾燥させます。

それから加工です。

写真は乾燥させるため数年間寝かせているプレカットされた木材です。

考えると恐ろしく気の長い話ですね。

 

 

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 絵ろうそくに関して時々どんなときに使うんですか?とか

どういう風につかえばいいの?と言う質問をいただきます。

絵ろうそくの成り立ちは 昔雪深かった北陸東北で生花が手に入りづらい冬にも

仏前に花を供えたいという思いからろうそくに花の絵を描いてお供えしたといわれています。

こういう風にして使わなければならないと言うしきたりはあまりなく

想いを大切に普段からお灯明に使っていただいていいです。

また、ひな祭りや和のしつらえ、インテリアなどとして使っていただいてもいいと思います。

もったいなくて火をつけれないともよく言われますが

普段は日をつけないでかざっておいて、特別な日や命日などに火をともしていただいても

いいと思います。

和のしつらえとしてどんな風に使うといいか言葉より写真のほうが伝わりやすいと思って

写真を撮影したのですがなかなか難しいですね。

 

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 和ろうそくの製品の良さをどう消費者の人に伝えるか、

言葉で美辞麗句を並べても照れがあり自分ではあまり伝えきれない場合が

あります。

でも写真ではありのままが写し出されます。

垂れていれば垂れた燃え方がそのままうつります。

百聞は一見にしかずと言いますが

どれだけ言葉を連ねるより1地マイの写真のほうが

多くを語るという場合がありますね。

写真もこれはこれでうまく撮れないですが、、、

 

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 3月7日から12日まで大阪タカシマヤでおこなわれる第8回福井越前若狭の物産と観光展に出展します。

お近くの方は是非お立ち寄りください。福井のおいしいもの、いいものたくさん取り揃えてます。

1年に1度の恒例になっている福井物産展です。

毎年必ずご来場いただける常連の方も多くなりました。

今年は福井のローカル線えちぜん鉄道のアテンダントが

知る人ぞ知る沿線のいろんなものをご紹介する企画もあり楽しみです。

高島屋大阪店7階催事会場 3月7日(水)から12日(月)まで【最終日のみ17時閉場】

 

 

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 小大黒屋の人気商品は何か?

調べてみたらこれでした。

和ろうそくイカリ型 朱 30号

朱色の発色が鮮やかでイカリ型の曲線の形状が美しく

寺院様から多くのご支持をいただいています。

簡単にイカリ型といっても曲線のフォルムの美しさは

炎の燃焼の安定性のバランスもあり、他社の追随を許さない

また製造直販のお手ごろな価格で提供しています。

小大黒屋の誇れる特長の一つです。

油煙が少なく垂れにくく安定した燃焼で安心安全にお使いいただけます。

北海道から九州まで全国の寺院様からご支持いただいています。

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 1年に1回小大黒屋のカタログを作成しています。

今年もカタログ作製追い込みに入りました。

新商品を追加したり、ここはこういうように変更しよう、もっと見やすいように

などなど、、やりだすときりないですが

今年は人心一新で私でなく入社2年目の新人にお願いして作っています。

素人目線があるうちのほうが一般の人の見やすいカタログができるかなと思ってます。

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 名古屋での福井物産展の応援に1日だけ行って来ましたが

名古屋のお客さんはやはり和ろうそくの文化が根付いているので

和ろうそくの説明が話が早く、何に使うって言うところから説明しなくてもいいので

だいぶ楽です。ただ逆に日常でお使いになられてる方が多いために

名古屋で売っている和ろうそくの製品と小大黒屋の和ろうそくの違いなど

の説明などより深い説明が多くなります。

それにやはり名古屋人気質のようなものって肌で感じます。

名古屋の人は”お値打ち品”が大好きですね。

買い物上手な県民性だと思います。

厳しい消費者視線で名古屋の製造業者さん、流通業者さんは

鍛えられているのだと思います。

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 時がたつのは早いもので

今年もすでに1ヵ月半が過ぎ

もうすぐお彼岸の声が聞こえてきました。

まだ福井はしっかり雪が残っていて

2月半ばだというのに深々と雪が降っていますが

暑さ寒さも彼岸までと言われるとおり

もう少しで春の訪れを感じるのではないかと思います。

これだけ雪があるとお墓の掃除にとはいけませんが

お彼岸の準備もそろそろ進めたいですね。

 

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 小大黒屋の和ろうそくの特徴の一つに

イカリ型のフォルムの美しさがあります。

型がけと呼ばれる木型を使った製法を

用いて製造していますが

当社が他社と違うのは木型から自社製だということ。

木型まで自社製なのは全国で唯一だと思います。

原木から仕入れて何年もかけて材木を乾燥させて

木型を製作するところから自社でおこなっています。

そのため自社独自のフォルムにこだわった

美しいイカリ型の和ろうそくができるのです。

 

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 和ろうそくにはJIS規格のようなものがありません。

各社さまざまで地域地域に根ざした文化に基づいた

大きさ、太さ、長さ、呼び名があります。

和ろうそくと一言で言っても 清浄生掛け という呼び名だったり、

木蝋 という呼び名だったり、 和蝋という呼び名だったり、

数え方も本来は1本2本ではなく1丁、2丁という数え方だと思うのですが

1本2本のほうが主流になってきているようにも感じます。

地域の文化に根ざしているのでいろいろ在って面白いです。

 

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ある方に和ろうそくの良さはなんですか?

他のろうそくとどう違うんですか?

他の和ろうそくとどうちがうんですか?

と、聞かれました。

使って比較しないとわからないこともありますし、

明確に自負として自分たちの強みとして自覚していることもあります。

でも、まだ気がついていないけどお客様のほうではこれがいいから使いつづけてるってのが

あるようで、そこがまだ突き詰めてはわかってはいないようです。

独りよがりの部分もあるのかと思います。お聞きするのが一番ですね。

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 平成23年度全国観光土産品連盟が

年1回選定表彰する大臣賞で小大黒屋の純木蝋和ろうそく1号10本いり

国土交通大臣賞をいただきました。

ちょっとビックリですがこの製品を販売していただいてる小売業の方の販売の一助になればと思います。

 

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 2012年2月15日から21日まで愛知県名古屋市丸栄百貨店8階大催事場で

福井県越前若狭の物産と観光展がおこなわれます。毎年名古屋のこの物産展も今年で

24回目のおなじみの物産展です。

福井のおいしいものや逸品の工芸品など盛りだくさんの出展となります。

もちろん小大黒屋も参加します。お近くの方は是非お立ち寄りください。

福井県 越前若狭の物産と観光展

名古屋丸栄百貨店8階大催事場

2012年2月15日から21日まで

営業時間午前10:00から午後7:00まで(最終日のみ午後5時30分閉場)

 

 

 今年もギフトショーを視察して来ました。

今回はちょっといろいろ考えることあって

仕入れのための視察は横においておいて

真剣に出展を検討している展示会があり、そのために

出展者目線の視察となりました。

ブースの設営や展示物の見せ方、照明、

いろいろお金の掛かることなので

結構考え出すと堂々巡りですね。

でも今年も同業の和ろうそくやさんが1件と

福井から多くの知っている漆器屋さんや和紙やさん、眼鏡屋さんなど

伝統工芸の方々多く出展されていて福井の人なのに

この展示会でしかお会いできない方も毎年いて

今年は見ごたえありました。

皆さん限りある予算の中でいろいろ工夫してやりくりしてるようで

うちもがんばろう!と気合いが入りました。

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小大黒屋では今でも暖房として火鉢を使っています。

昔からなのでお客様から いまどき珍しいね、懐かしいね。

などとよく言われたり、飾りだと思われて

本当に炭が入っていて暖かいので驚かれたり、、いろんな反応があります。

焼肉屋さんのように火鉢を囲むテーブルまで特別に

作ってあるくらいです。

直接火鉢に手をかざすと かじかんだ手を温めてくれ

ストーブにはない暖かさがあります。

お線香に火をつけるのも炭の火を使って着火しています。

 

 CA3K0010.jpg和ろうそくを使うのは今では仏事がほとんどですが

茶事の夜ばなし に電気を消してろうそくの灯りだけで

茶事を楽しむという粋な使われ方もあります。

ろうそくの灯りを愛でて慈しみ芯切を面倒とは取らず

所作として楽しむ。

和ろうそくの楽しみ方をお客様に教えていただきました。

お写真はお客様の茶事でのお使いの写真をご提供いただきました。

 

 

和ろうそくの間違った火のつけ方をされている方が意外と多いので

動画で説明します。

和ろうそくを手に持って火のついたもののそばに寄せて

直接火をつける場合をたまに見かけます。

そういう火のつけ方をすると蝋がたれやすくなったり

周りを蝋で汚したりします。

和ろうそくはしっかり固定してから火をつけてください。

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連日の大雪で

会社でも自宅でも福井では皆さん雪かきばかりだと思います。

雪が降らない地方では必要がない作業ですね。

毎日この季節は結構多くの時間と体力を雪かきに取られていて

自治体の除雪費も馬鹿になりません。

除雪は、溶けてなくなってしまうものに時間と手間とお金をかけなくてはいけない

地域や周りの人との協力、助け合いがなくては物事が回っていかないものです。、

北陸は先日発表された”県別幸せランキング”で1位2位3位を独占しましたが

北陸の人間は我慢づよいといわれますが、こういった中で育まれていったのかもしれないですね。

写真は社員の人の自家用トラクターに除雪用アタッチメントをつけたもの。

駐車場の除雪のためにこれで通勤してきてくれました。

 

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