和ろうそくの作り方、製造方法には大きく分けて2種類あります。
手掛け と 堅がけ(型がけ) です。
手掛けというのはテレビなどでご覧になったことがある方も多いと思いますが棒につけた芯を転がしながら
蝋を重ねてバームクーヘンのように層を重ねて太くしていく手法です。
型がけとは木型もしくは金型に芯をいれ蝋を流し込み成型する手法です。
北陸では明治時代にすでに型がけの手法が確立し伝統的に型がけで製造している蝋燭製造業者ばかりです。
型がけは型の形状、製造手法自体にそれぞれの製造業者の工夫があり製造風景を公開しているところはあまりありません。小大黒屋もよく製造現場を見せてほしいと言う依頼がありますが基本的にお断りしています。
製造方法自体が150年近く積み重ねた工夫の結晶ですのでご理解ください。
また手掛けも型がけのものに1,2度手がけを重ねる折衷タイプと言う製造方法も最近は増えてきています。
燃焼の差は型がけ、手掛け特にないと考えます。