「和ろうそくの良さ」と一致するもの

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ある方に和ろうそくの良さはなんですか?

他のろうそくとどう違うんですか?

他の和ろうそくとどうちがうんですか?

と、聞かれました。

使って比較しないとわからないこともありますし、

明確に自負として自分たちの強みとして自覚していることもあります。

でも、まだ気がついていないけどお客様のほうではこれがいいから使いつづけてるってのが

あるようで、そこがまだ突き詰めてはわかってはいないようです。

独りよがりの部分もあるのかと思います。お聞きするのが一番ですね。

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和ろうそくの良さとはなんでしょう?

原料が植物性で自然にやさしく、お仏壇の金箔をいためにくい、

芯が和紙でできていて中が中空で常に空気が供給され

芯の吸い上げ方が紙の繊維分によってむらがあり、

炎が常に一定の形ではなく

ゆらめき炎が常に形を変える燃え方も特徴です。

今日は福井産業支援センターで広島県熊野町の化粧筆の白鳳堂の部長さんの講演を聞きに行きました。

伝統産業で自分たちの筆のよさを認めてもらうまでの苦労の道のりの話をお聞きしながら

自分に置き換えて和ろうそくの良さをどう消費者に伝えてわかってもらえるか

考えながら聞いてました。

筆は道具なり。使ってもらってはじめてよさがわかる。

和ろうそくも日用品として使ってもらってはじめてよさがわかる。

通じるものを感じました。

 

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 和ろうそくに関するブログを書き始めて早8ヶ月、

いろいろな変化が周りでありました。

ウチにとっては当たり前でも和ろうそくを知らない方にとっては

新鮮に映るのか取材のお声を掛けていただいたり、逆に自分でうまく伝えられないもどかしさを

感じたり、、、

でも伝えることの大切さを実感しました。

自分の目線ではなく和ろうそくを知らない方にどうやったらわかりやすく説明できるか、

どう伝えたらよいかの消費者の方の目線を意識するようになりました。

(これは当たり前のことでできていなかったうちが遅れていただけでしたが)

和ろうそくの良さをひとりでも多くの方にお伝えしたい、

安心安全に正しい使い方でご使用いただきたい

和ろうそくの文化を守り、育てていきたい、

自分の仕事、何をしなければいけないかということが自分の言葉で伝える大切さを通じて

血肉化された気がします。和ろうそく屋七代目として

あかりの文化を守り育んでいきたいです。

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最近、いろいろな所から和ろうそくに関しての取材や、話を聞きたいと言ったご要望をいただくことが急に増えました。

TVの全国放送に取り上げていただいたことがきっかけのようですが

今までの自分なら結構断っていました。

が、今年は機会に照れずご縁を大事に をモットーに

しようと思っています。

和ろうそくの良さや文花をひとりでも多くの人にお伝えできたらと考えています。

うまく話しもできませんし、面白い話もできません。

ですがせっかくお声かけいただいたご縁を大切にしていこうとおもいます。

 

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昨日NHK福井の夕方のニュース番組の中継でテレビ出演しました。

生中継ということで10人以上のスタッフの方が準備にかかわり

中継本番に近づくにつれ緊張感も増していきました。

越前和ろうそくを取り上げていただき

従来の仏事用の用途だけでなくそれ以外にインテリアや

テーブルウエアにも使えるような和ろうそくの製作を数年前から取り組んできていましたが

その取り組みを中心に取り上げていただきました。

私の出演はほんの少しでしたが練習すればするほどしどろもどろ、、、

汗だくでインタビューしていただいたアナウンサーの方や現場スタッフの方たちの

ひとつのものを作りこんでいく現場を肌で感じられてそれが貴重な体験でした。

今までは自分が出演するというのは逃げて断ってましたが

少しでも和ろうそくの良さを伝えたいとすすんで出ることにしました。

これからも和ろうそくの良さを伝えていけたらと思います。

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 先日、大阪の展示会に参加して会場である方から東海地方の和ろうそく屋さんが

先日、1軒廃業されたという話を聞きました。

ご年配で家族経営ということで前から計画してお得意先にも迷惑をかけないように

次の仕入先を紹介されたり、多めに在庫を分けたりと廻りにかける迷惑を最小限にされての

廃業だったようです。

だんだん和ろうそくも需要がなくなり、価格的にも流通するのが難しくなり、

後継者不在で、、というのが実情です。

とてもさびしい話です。

まだ北陸は、和ろうそくを生活の中で使う文化があり

多くの消費者の方に支えられて

小大黒屋は製造営業していますが

気を引き締めてがんばっていこうと気合入れなおしています。

生活に根ざした日用品であり、生活者に必要とされるものであるために

和ろうそくの良さを伝え、現代の生活に和ろうそくをどう提案していけるか

これからもがんばっていきます。

 

 

 

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 和ろうそくの良さのひとつに原料が植物性だということがあげられます。

和ろうそくの原料は木蝋(もくろう)という蝋です。

櫨(はぜ)という、うるし科の紅葉緑樹の木の実の外殻を蒸して

圧搾して精製した蝋を原料にしています。

対比して西洋ろうそくはパラフィン(石油からつくられる油脂)です。

そのため植物性油脂からできている和ろうそくはお仏壇の金箔をいためにくいと言われています。

和ろうそくの良さは 原料が 植物性 という点が上げられる

そのため仏壇の金箔をいためにくい

 

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和ろうそくの良さのひとつに炎の揺らめきがあります。

炎が常に一定の形ではなく縦に揺れたり横に揺らめいたりします。

 

常に一定ではなく昔の人は仏前で揺らめく

和ろうそくの炎を”仏さんが笑ってる”と言ったりしました。

 

自然の灯芯草を芯に巻いて芯にしているため芯の蝋の吸い上げが

常に一定ではなく揺らめきが起こります。

 

炎を見つめていると知らず知らずと吸い込まれるような荘厳な気分になります。

 

和ろうそくの良さのひとつに 炎の揺らめき がある

 

 ブログを書き始めて早2ヶ月近く経ちました。

軽い気持ちで始めたのがそこそこ続いてる、、、

でも最近ねた切れです。

で、基本に返って何のためにブログを書くのかと足元を見直すと

SEO対策?宣伝?自己アピール?ブランディング?

いろいろな意味があってはじめましたが

自分の中で続ける理由が最近明確になってきました。

自分の足元を見つめ和ろうそくの良さを一般の人に伝える、それに尽きるのです。

小手先の検索順位云々はやってて疲れるだけなので

考えない、視野に入れない、自分のすべきことに意識を集中することに

当たり前ですがいたりました。

 

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