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木蝋は和ろうそくの原料として広く普及していましたが
電気の普及に伴い需要が激減し、
また安価で製造しやすいパラフィンの西洋ろうそくの製造機、製造技術が
ヨーロッパから輸入され
和ろうそくは需要が減り、木蝋の需要も減りました。
木蝋の生産農家も時代とともに みかんなどの生産に転向して
生産量も減少しました。
30数年前 木蝋の生産者が一気に減少したあおりで
数年にわたって木蝋不足が続き和ろうそく製造業者が生産できない時代がありました。
小大黒屋も在庫を消化しながらも
需要にこたえられない時代があり、
木蝋に変わる植物性油脂の開発を模索していきました。
。
精鑞業者で植物油脂の和ろうそくの木蝋に
成分が近く燃焼も同じように出来、和ろうそくの特徴である、
金箔をいためないという特徴を持った油脂の調合がうまくいくようになり、
その原料での生産を主に今に至ります。
現在では木蝋の供給もある程度安定してきたため
木蝋製の和ろうそくも小大黒屋でも再開しています。